シリーズ3回目はまとめです。
耳かけ型、耳あな型、それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
補聴器選びの一つの参考にしていただけたら幸いです。
1.耳かけ型補聴器 BTE
適応:軽度~重度難聴
〇電池寿命が長い
〇取り扱いが比較的容易
〇耳垢や耳垂れ等の影響を受けにくい
〇日常生活レベルの防水機能あり
〇重度難聴の方にも適応
〇軽度難聴の方には、装用感の軽いオープンフィッティング※も可能
△形が大きくて目立つ
△汗の影響を受けやすい
△メガネ、マスクの邪魔になりやすい
△本体と耳栓をつなぐチューブ交換が定期的に必要(3ヶ月に1回程度)
※オープンフィッティングとは…
耳穴を完全に塞がずに、一部残っている聴力を活かした調整法。
主に軽度難聴の方で、高音域のみ聴力低下がある、といった方に有効な方法です。
2.外耳道内レシーバー補聴器 RIC
適応:軽度~高度難聴
〇小型で目立ちにくい
〇装用感が軽い(軽度難聴の方向けオープンフィッティング対応)
〇日常生活レベルの防水機能
△汗の影響を受けやすい
△メガネ、マスクの邪魔になりやすい
3.耳あな型オーダーメイド補聴器 CIC・IIC
適応:軽度~中等度難聴
〇小さくて目立ちにくい
〇メガネ、マスクの邪魔になりにくい
〇汗の影響を受けくい
〇風切り音等の雑音は軽減
〇IICはレシーバー(スピーカー部分)が鼓膜に近いため、他のタイプに比べ音質が良い
△耳垢、耳垂れの影響を受けやすいため、こまめなクリーニングが必要
△電池寿命が短い
△小さくて取り扱いがやや難しい
4.耳あな型オーダーメイド補聴器 カナル・ハーフサイズ
適応:軽度~高度難聴
〇メガネ、マスクの邪魔になりにくい
〇汗の影響を受けくい
△髪型によっては目立つ
△耳垢、耳垂れの影響を受けやすいため、こまめなクリーニングが必要
5.耳あな型オーダーメイド補聴器 フルサイズ
適応:中度~高度難聴
〇メガネ、マスクの邪魔になりにくい
〇汗の影響を受けくい
〇電池寿命が長い
△髪型によっては目立つ
△耳垢、耳垂れの影響を受けやすいため、こまめなクリーニングが必要
神戸店 和田
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