補聴トレーニング芦屋#3

日本語には、ほんの少しの違いを別の言葉で表現する事がたくさんあります。
他の言語では言い表す事が難しい言葉もあり、また単語の数もとても多いようです。

その中でも、同じ音で意味もほとんど同じなのに、違う漢字を使うものがあります。
皆さんも、この場合にはどの漢字を使えばいいの?と考えた事はないでしょうか?

今回は、 ”聞く” と ”聴く” の違いのお話をしたいと思います。

みなさんは、どんな時にこのふたつの漢字を使い分けているでしょうか?
辞書を引いてみると、確かに異なる意味があるようです。

まず、 ”聞く” この漢字を普段使う方が多いのではないでしょうか。

”聞く”の場合は、サイレンの音が聞こえる・話し声が聞こえる・虫の声が聞こえるなど、意識しなくても勝手に音が耳に入ってくる時に使うようです。

”聴く” を使う場合は、大学の先生の講演を聴く・コンサートに行き音楽を聴く・人の意見を聴くなど、自ら意識してきこうとする時に使うようです。

補聴器には、”聴く” の漢字が使われています。

聴こえるという事は、コミュニケーションをとるためにとても重要な事だと思います。

漢字が教えてくれたのは、聞こえるという事から、”耳”に”心”が入って、聴きたいと思う様に変わる。
漢字の意味の奥深さに、聴こえる事の大切さを私自身感じました。

この意味を知り、補聴トレーニングでみなさんの聴こえに少しでもお役に立てればと努力してまいります。

補聴器サロン芦屋
補聴トレーナー 小林

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